1日目の続きで、2020年2月9日(日)の出来事を書き残したものです。 1日目の記事はこちらです。
あこがれの川湯温泉♨️で仙人風呂を楽しみ、2日目は熊野古道を歩いてみようと思います。 十津川温泉から熊野古道 小辺路【世界遺産】を歩いて1時間ほどの山の奥に果無集落という集落があり、とても美しい風景が楽しめるということで名所となっています。今回はそこを目指していきます。
2日目の行程はこちら!
十津川温泉から大阪への帰りは、今だけ運行している十津川観光特急バスを利用します。
川湯温泉から十津川温泉へ
まずは川湯温泉から、果無集落への最寄りバス停であるホテル昴まで行きます。 行きに使った八木新宮特急バスに再び乗車し、熊野本宮大社などを経由してホテル昴まで1時間ほどのバスの旅を楽しみます。 行きで感覚が麻痺していますが、1時間も路線バスに乗るというものなかなかの長距離ですね😅
こちらがホテル昴バス停です。ホテル昴は十津川温泉の源泉掛け流しのお湯が楽しめる高級なホテルで、温泉を利用したプールもあるなど設備が充実したホテルであるようです。こういう高級なホテルには泊まれないですが、あこがれますね😌
ここが今回の旅の出発点となります。
熊野古道 小辺路 果無(はてなし)集落
バスを降りても周囲にはホテル昴以外何もありません…。どちらへ進めば果無集落へたどり着けるのでしょう?🤔 一瞬戸惑いましたが、正解は、ホテル昴の駐車場の脇にあるこちらのトンネルを進みます。
恐がりな私は暗いトンネルを歩くだけでもおばけ👻が出そうでこわいのですが、そんなに長いトンネルではないのですぐに反対側に出ます。 トンネルを出ると右側にすぐに吊り橋があります。
柳本橋という橋のようです。昨日歩いた谷瀬の吊り橋ほどの長さはありませんが、同じような吊り橋で、結構な高さでしかも揺れるのでちょっと怖いです😱が、がんばって反対側まで渡ります。
反対側につくと、いきなりちょっと山道っぽい雰囲気です。
少し山道っぽい道を歩くと、熊野古道 小辺路【世界遺産】に出合います。
小辺路は高野山から熊野本宮大社を結ぶ全長72kmの道で、ここはその一部になります。 目的地の果無集落はその途中にあります。
最初は階段もあり登山道のようですが、すぐに石畳の道に変わります。 でこぼこしているので少し歩きにくいですが、歴史と風情を感じさせるすてきな道です☺️
木々🌳に囲まれて風情たっぷりの石畳の道をどんどん進んでいきます。
途中にベンチがあり、眺めの良い場所があります。山々の間を十津川が流れていくのが見えます。 ずっと向こうまで山が続いており、とても雄大な景色です。
十津川温泉郷も見えました。写真の橋のすぐ右の建物が帰りのバス乗り場となる十津川温泉バス停です。
しばらく景色を眺めながら休憩します。ここまででも結構上ってきていて、2月だというのに暑いくらいです😅 休憩したら、さらに先へ進みます。
しばらくすると、ついに果無集落に到着です!石垣や植栽がきれいに手入れされていて、きれいな場所です。
石畳の道が集落の間を通っています。石垣もあり、とても立派な道です。
振り返ると、すごい山の中に集落があることを実感できます。 果無集落は「天空の郷」と呼ばれることもあるようですが、納得の光景ですね。
おうちの軒先を石畳の熊野古道が通っています。世界遺産が家の目の前です😳 ここのお家は今も人が住んでいらっしゃいます。
よくポスターなどに使われる、世界遺産石碑の場所から写真を撮りました。 山の尾根にぽつんと集落があり、見渡す限り山ばかりです。 よくここに集落ができたものだとびっくりさせられます。
しばらくここでゆっくりして、ここにしかない風景を味わいました☺️
帰りは熊野古道から外れて、遠回りですが車道を歩いて帰ることにしました。 途中に果無 めん滝という滝があるようなのでそこを見て帰ろうと思ったからです。
こちらがその滝です。なかなか水量も多く迫力があります。 まあ遠回りして車道を歩かなくても、来た道をそのまま戻っても良かったかなという感じもしましたが…。 舗装された車道なので、膝を痛めずに歩いて下れるのがメリットですね。
十津川温泉から奈良へ
遠回りしましたが、歩いて十津川温泉郷まで戻ってきました。
すごい蛇行している十津川を間近に見られます。十津川の支流の上湯川と十津川が合流する場所です。 このあたりは温泉旅館が立ち並んでいます。
十津川温泉バス停の近くのラーメン屋さんでラーメンをいただき、十津川温泉 庵の湯という村営公衆浴場♨️で汗を流して帰りのバスを待ちました。
そんなに広い温泉ではなく露天風呂もないですが、源泉掛け流しで十津川の雄大な流れを見ながら温泉に浸かれるので贅沢です。500円なのでお得です。 1人だけだったので温泉を独り占めしてのんびりできました☺️
帰りのバスの時間が近づいたので、十津川温泉バス停へ。新宮行きのバスと、奈良行きの十津川観光特急バスが並んでいます。 左側が十津川観光特急バスです。ハイデッカータイプのスタンダードな観光バスで、昨日乗った右側の路線バスよりもシートピッチも少し広く快適です。 この日は乗客は10人ちょっとだったかな?空席が多く私も2席使ってゆったりできたのは良かったですが、みなさんぜひもっと乗ってください!
ちなみにバスに乗る際のワンポイントアドバイス。十津川→奈良の観光特急バスの情報です。
- 左側の座席の方が川が見える区間が多く、車窓の景色を楽しみたい人にオススメです。右側は崖が多く景色が少ないです。(ただし十津川温泉~風屋ダム付近までは右側に川が多い)
- ゆっくり寝たい方は右側の座製がオススメ!左側は日が当たってまぶしいことがありました(カーテンを閉めればマシ)
ちなみにバスは指定席ですが、十津川村役場で大半の乗客が乗ったためか、席移動OKのアナウンスがありました。 私は右側の座席でしたが、ちゃっかり左側の座席に移動しました😅
そんなこんなで2日にわたる川湯温泉・熊野古道の贅沢なバス旅が終わり、近鉄奈良駅に到着しました。 雄大な山と川の風景に、バスの車窓も飽きずに眺められ、とても贅沢な2日間となりました。